IT技術は目覚ましい勢いで進化を遂げています。そしてそれを支えているのは、多くの技術者であり、創造力豊かなクリエータたちです。しかし、ソフトウェア技術者の力は人月工数と言う技術力とは無関係な尺度で計られ、正当な技術力での評価がされていなのが現実です。
我々は、真に実力のある技術者の育成と、その技術力が正当に評価される社会の構築を目指しています。

インターネットの普及、国際標準化（Global Standard)の流れの中、ソフトウェアの開発、流通、さらにサービスは大きな転換点を迎えています。
１つのソフトウェアが一瞬にして世界に配信され、24時間ネットワークを通してサービスが提供されます。
もはやグローバルな考えなしでは、ソフトウェアビジネスも成り立ちません。

オープンソースは、ソースコードを無償で公開し、世界中の誰もが自由に改良できるようにする概念ですが、実際にはそれ以上の意味があります。
オープンソースは、大きな影響力をもった強力なトレンドです。
より優れた、信頼性の高い安全なソフトウェアの開発を促進するための努力とアイデアの協力体制です。
オープンソースは、自由と権利の拡大を意味し、自分のソフトウェアを選ぶ自由、必要に応じてソースコードを改良する自由、より優れた製品を開発する自由、そして独創性を生み出すパワーです。

スマートフォンやタブレットを筆頭に、多くの制御機器、家電製品等はソフトウェアの制御を必要としています。
組み込みソフトウエア産業が発展可能なビジネスモデルを構築するために求められるのは、「標準化」と｢差別化｣です。産業、または各業界等の努力によって開発環境を標準化したもとで、ソフトウエア開発会社が差別化された技術力や開発手法により競争することが望まれます。
それを担うのが技術者個々の技術力です。